gtag('config', 'UA-217115076-1');

Tatsuya@トロント留学

これからカナダに来る人に届きますように

カナダに来て2ケ月経った今思うこと

f:id:blueenglish:20211107183153p:plain

どうも。カナダに来て2ケ月経ちました。来たのが9月3日だからもう2ケ月以上ですね。時の流れの早さに驚くばかりです。というのは嘘。むしろ毎日が濃すぎて半年くらいたったんじゃないかと自分では感じてます。

 

ここ2ケ月は今までの人生に無いくらい激動の時間でした。ホームステイ先も二軒経験した。ずっと行きたかったケベックにも行けた。外国人の友達もできた。着いたときはまだ夏だったトロントがいつの間にか寒くなり、街にはクリスマスツリーが飾られるようになった。

面白そうな場所にはひと通り行けたし、日常の何気ない光景にも一々感動しなくなった。ここからの10カ月はここでの生活がひたすら待っているんだろうなあ、という予感をなんとなく感じてます。

 

そんな僕ですがカナダに来てから変わらずに思い続けていることもあります。それが英語やれというシンプルかつ本来の留学の目的意識です。

むしろこれからが本当の留学生活かもしれませんね。旅行者気分のボーナスステージはそろそろ終わり。今までありがとう。

 

正直日本にいるときはここまで英語で苦労すると思っていなかったのは事実。僕は今Co-opビザというビザを使っています。これは簡単に嚙み砕くと、座学で数か月間専門知識をカレッジで学んだあとに、カナダの企業でその知識に関連する分野でのインターンができるという夢のようなカリキュラムです。

日本にいるときは、それなりに自分の英語力に自信があったしこっち来たらバリバリ英語を使って活躍していく自分のイメージを持っていた。

 

でも実際にスムーズに英語で会話するのって本当ムズイんすわ。伝えたいことが伝わったとしても会話のテンポが悪いと、何となくバカっぽく見られるし。それが理由で舐めてくるような人には幸い出会ってませんが、優秀と思ってもらえることは絶対に無いです。そんな今だからこそ愛嬌はめちゃくちゃ大事だなあとは思います。バカでも一生懸命で慕ってくれる人は誰からも愛されます。そんなこんなで今はやってますが、やはりこういうキャラだと人の上に立つ器にはなれないなあとは感じて、日本にいたときの自分が懐かしくもなってくるこの頃。

英語力が上がれば多少は変わるでしょう。それと同時に、英語力だけじゃ色んな国籍の人を巻き込むことは難しいだろうなあとも感じるこの頃。まだまだトータルな人間力の点でも発展途上ですね😂

 

もうボーナスステージは終わった。後はここでの生活が10カ月待っている。そのことに実は嬉しさも感じています。やっとこちらの社会に適合してきたということでもあるので。

 

留学の究極的な成功って一体何なんでしょうね。英語力を上げること?海外の友達をたくさん作ること?日本でのキャリアアップに繋げること?移住すること?

一周回って最近はよくわからなくなってきました。この前ある記事を読みました。「3年生での休学留学って就活に不利?」みたいなタイトルの記事です。

その記事では就活が一年遅れることのリスクを説いた上で最終的に「休学という思い切った決断をしたあなたならよほど大きな目標があるのでしょう。その覚悟を持ち続けて留学を成し遂げれば就活にも繋がります。逆に何も考えずに漫然と過ごす留学は時間の無駄なので感心しません。」みたいなことが書かれてました。

なんだか留学したことのない人が想像で書いたって感じの記事やな。そう素直に感じました。

結局物事の本質的な価値はそれを経験した人にしか分からない。大谷翔平選手の本当の凄さはプロ野球選手じゃないと分からないのと同じです。

 

外の世界で生活することの価値を正しく知ること。その経験を通してカナダの社会、そして日本の社会の良さ悪さを客観的に知れること。そのうえでより深みのある人間になること。かっこいい大人になること。

これができれば留学は成功なんじゃないかなって僕は思います。今の終身雇用、年功序列が崩れた日本で多少就活がうまくいってもその後の人生が幸せかなんてわかりません。就活コンテンツで金儲けする赤の他人の言うことよりも、今カナダにいる自分、何気ない日常、その一つ一つの積み重ね。大事なのはいまこの瞬間。